【コンペ・プレゼンでのイラスト提案】エージェントに発注する理由とは?
アートディレクターやデザイナーの方なら誰もが経験しているであろうクライアントからのこの一言。「休み明けに提案してくれる?」とか、「◯◯日までに何案か出してね。」という急な依頼。
そこで期日までには、タイポグラフィ案 ・写真案 ・イラスト案などのカンプ制作して提案しますが、ここで注目するのは「イラスト案」です。
イラスト案でも作風は1種類だけではなく数種類のタッチを出さなくてはならない事もあるかと思います。 そんな時に重宝するのがイラストのエージェントや制作会社です。
イラストの制作内容やボリューム、スケジュール、予算など制作における諸条件を元に、該当するイラストレーターを選定します。そして同時に各イラストレーターの作品資料や必要であればプロフィールも用意してご提案します。
デザインカンプにダミーでイラストを入れるような場合もあるでしょう。そんな時も可能な限り近いイメージの資料を探してお渡ししています。
もしもこの一連の作業をエージェントに依頼せずに、ご自身で行う場合はどうなるでしょう?
・イメージに合うイラストレーターを探す
・メールや電話で問い合わせる →返事を待つ
・制作内容やスケジュール、予算などの交渉
・作品資料を集める(イラストや、プロフィールなど)
これらの作業を、提案する作家の人数分全て自分でしなくてはならないのです。しかも交渉した相手が諸条件に合わずNGとなれば、また1から探し直すという状況へ。
「餅屋は餅屋」という言葉があるように、エージェントにイラストの目利きとして依頼するのが、業務をスムーズに進行させるためにも必要なのではないでしょうか。